脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2025〕

発行日 :2025年8月30日
編集:日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会
ISBN :978-4-87794-241-0
定価 :8,800円(本体8,000円+税10%)
体裁 :A4判、352ページ

2022年1月から2023年12月までの2年間に発表された論文のうち「レベル1のエビデンス」「レベル3以下だったエビデンスがレベル2となっていて、かつ、特に重要と考えられるもの」を採用する方針で、該当する項目(140項目中52項目)を改訂しました。

主な改訂点

  • 「改訂のポイント」を新設
    担当班長・副班長がまとめた「改訂のポイント」を各章の冒頭に新設しました。前版から改訂した箇所や改訂の経緯などについて把握する際に、ぜひご活用ください。
  • 近年の知見をタイムリーに・広範囲に反映
    各疾患の治療選択肢として登場したGLP-1受容体作動薬や抗アミロイド抗体治療薬に対する知見、諸々の背景を持つ患者さんへのDOAC(直接作用型経口抗凝固薬)や抗血小板薬による治療の知見、日進月歩ともいえるMT(経動脈的血行再建療法)の臨床研究成果など、近年の知見を反映した改訂を行いました。

文献検索

前版以降の2022年1月から2023年12月までに発表された文献を新たに対象として検索しました。この範囲外の文献でも、特に重要な内容と認めたものは、委員会として妥当性を検討したうえでハンドサーチによる文献の追加を行いました。

エビデンスレベルと推奨度

Oxford Center for Evidence-Based Medicine 2011のLevels of Evidenceを用いて引用文献のエビデンスレベル設定を行い、すべての引用文献にエビデンスレベル(1~5)を示しました。推奨文には推奨度(ABCDE)と、エビデンス総体レベル(高中低)を示しました。推奨度は、エビデンス総体レベルの強さ、「益」と「害」のバランス、患者の価値観などの影響、コストや医療資源の問題を考慮して、総合的に決定しました。

目次

Ⅰ 脳卒中一般
Ⅱ 脳梗塞・TIA
Ⅲ 脳出血
Ⅳ くも膜下出血
Ⅴ 無症候性脳血管障害
Ⅵ その他の脳血管障害
Ⅶ 亜急性期以後のリハビリテーション診療
■ 付録

※転載許諾、二次利用などの申請については、日本脳卒中学会Webサイトを参照してください。
※改訂した52項目を抜粋したPDFは、日本脳卒中学会のWebサイトで公開中です。

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2025年11月から各電子書籍販売サイトにて、順次販売を開始していく予定です。

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